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浜松の老舗古本屋 典昭堂
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小林多喜二の次は荒畑寒村!?
最近、突然のブームで話題となり、新聞やテレビ・ラジオ等でも盛んに紹介されていてた「蟹工船」。

約80年ほど前の作品ですが、厳しい労働条件に苦しむ蟹工船の労働者たちの環境と、現代の環境とをかぶらせ、蟹工船の労働者たちが団結して闘争に立ち上がるストーリーに共感を覚え、特に若者を中心としてブームになっています。
(まだ読まれていない方、文学全集にも小林多喜二の蟹工船は収録されています。
家の片隅で眠っている事の多い文学全集を探してみてください!)
蟹工船・党生活者 (新潮文庫)蟹工船・党生活者 (新潮文庫)
(1954/06)
小林 多喜二

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そんな蟹工船の著者、小林多喜二の名が出れは、荒畑寒村の名も上げておくべきでしょう!
荒畑寒村―ひとすじの道 (人間の記録 (28))荒畑寒村―ひとすじの道 (人間の記録 (28))
(1997/06)
荒畑 寒村

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共産党の小林多喜二に対し、社会主義者の荒畑寒村。
小林多喜二は小説を通して、世間に問題定義を投げかけますが、荒畑寒村は作家でもありながら、実際に政治活動で奮闘します。
作品では、足尾銅山鉱毒事件の谷中村問題のことを書いた「谷中村滅亡史」が、社会科学の古典とも言われ有名です。
谷中村滅亡の惨状を後世に伝えようとする著者の熱意がひしひしと伝わってきます。
谷中村滅亡史 (岩波文庫)谷中村滅亡史 (岩波文庫)
(1999/05)
荒畑 寒村

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「ワーキングプアー」「名ばかり管理職」「長時間労働」などという言葉が巷にあふれ、また、それに苦しむ人々が多い現代、一冊の本がその方々の励みや助けになれば、そんなに嬉しい事はございません。
まだまだ古い書物から学ぶ事はたくさんある事でしょう。
本の持つ影響力、力をあらためて感じさせられます。